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2WAYプライスとスプレッド
右の写真を見てください。
これは、FXトレード画面に表示される為替レートの写真ですが、どの通貨ペアにも、「Bid(売値)」と「Ask(買値)」の2つの価格が提示されていますね。
為替レートにはスプレッドという開きがあって、実は買値と売値が異なっています。
これは2WAYプライスと呼ばれていて、買う時の価格は「Ask(アスク)」、売る時の価格は「Bid(ビッド)」と言います。
この写真のドル円は、103.834円が買値、103.831円が売値となるので、仮に103.834銭で注文が成立(約定)したあとすぐに売るとしたら103.831円となるので、取引直後は0.3銭分のマイナスになります。
つまり、注文が約定した直後はスプレッド分のマイナスでスタートすることになるのですが、この分がFX業者の手数料分と言ってもよいでしょう。
スプレッドは、FX業者によって異なる
このスプレッドはFX業者によって様々ですが、スプレッドが小さいFX業者はスワップポイントが若干小さく、スプレッドが小さくないFX業者はスプレッドが多少高めに付与される傾向があります。
このスプレッドを表す単位は「銭(せん)」や「pip(ピップ)」、「ポイント」です。
ドル円やユーロ円はなじみ深い「銭(せん)」で表すのですが、ユーロドルやポンドドルなど外貨同士の通貨ペアの場合はpip(複数形はpips)や「ポイント」で表すのが一般的です。
様々な注文方法
注文方法は、提示されたレートで発注する成行注文とレートを指定し注文する指値が一般的です。
他にも、新規注文とその注文が成立したら自動的に有効となる決済注文をセットで出すIFD(IF Done order)や、指値または逆指値を同時に出し、一方の注文が成立すると他方の注文は自動的にキャンセルされるOCO(One Cancels the Other order)があります。
また、IFDとOCOを組み合わせたIFDO(IF Done + One Cancels the Other order)や、レートの上昇・下落を追跡して、自動的に決済注文価格を変動させ利益を伸ばすことができるトレール注文など様々な注文も行えるようになっています。
注文方法 | 特徴 |
---|---|
成行 | 現在の提示レートで注文するが、注文と同時にレートが変動すると変動したレートで約定する。 |
指値 | 売り買いの値段を、任意に指定できる。 |
逆指値 | 不利なレートで指値を入れる方法。ストップロスの設定に利用できる。 |
ストリーミング注文 | リアルタイムで提示されているレートを任意のタイミングでクリックして発注するので、成行注文のように約定レートにブレが生じない。 |
ワンクリック注文 | 取引画面において、クリック1回だけで注文を発注できる方式。 |
クイック注文 | 1つの画面内で、新規注文と決済をLIFO方式(Last In First Out:後入れ先出し法)で行うことができる注文方法。 |
時間指定注文 | 指定した時間に、成行注文を発注する注文方法。 |
IFD (IF Done order) | 新規注文とその注文が成立したら、自動的に決済注文をセットで出す注文方法。 |
OCO (One Cancels the Other order) | 指値、または逆指値を同時に出し、一方の注文が成立すると他方の注文は自動的にキャンセルされる。 |
IFDO (IF Done + One Cancels the Other order) | IFDとOCOを組み合わせた注文方法。 指値注文、または逆指値注文を出し、同時に利益確定と損失確定の決済注文を出すことができる。 |
トレール注文 | レートの上昇・下落を追跡して、自動的に決済注文価格を変動させて利益を伸ばすことができる、決済専用の注文方法。 |
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最終更新日 : 2021-07-03