この記事の目次
sign_alertの設置方法
インジケーターのコピー
MT4を起動し、「ファイル」メニューから「データフォルダを開く」をクリックします。
フォルダが開くので、「MQL4」→「Indicators」へインジケーター「sign_alert」をコピーしてください。その後、MT4をいったん終了し、再起動します。
sign_alertの使い方
パラメーターの設定
設定したいインジケーターをチャートへ適用したら、「sign_alert」をダブルクリックします。下記、パラメーターの入力が表示されます。
パラメーターの入力画面
一番上の「ind_name」へ、アラートを表示させたいインジケーター名を入力します。名称が間違っているとアラートは出ませんので、 名前をあらかじめコピーしておいて それを貼り付けにすると良いです。
その下の「Arrow1」と「Arrow2」は、シグナルの位置に表示する記号の設定です。
このアラートウィンドウを表示するインジケーターなのですが、矢印を取得するのにバッファ型である必要があって、インジケーターの矢印がバッファ型でないとアラートを表示することができません。そして、このバッファ型というのを利用する際、何かしらの記号、矢印やサインなどが強制的に表示されます。
つまり、チャート上に「sign_alert」を適用すると、最初に適用したインジケーターが示す記号のところに、「sign_alert」の記号や矢印も表示されることになります。
そのため、普通に設定すると矢印が2個重なり見づらくなってしまいます。 その矢印の種類を変更して、なるべく目立たないようにするのが、この「Arrow1」と「Arrow2」になります。
初期値で「158」という数字が入っていて、これが記号の種類を表しています。 何番が何を表すかは、下記Wingdings一覧表を参考にしてください。
Wingdings
初期値の158というのは小さい点で、なるべく目立たない記号に設定してあります。 この中から自由に選ぶことができますので、わざと目立つ記号にすることもできます。
次のAlert_AとAlertBは、売買シグナルが出たときにアラートウィンドウを表示、 Mail_AとMail_Bはアラートが出た時にメールを送信する設定です。
OKを押してチャート上へ適用すれば、売買シグナルが出た時にアラートウィンドウやメール送信が行われるようになります。
Gmailの設定方法
メール送信機能を使うには、MT4のオプションでメールの設定を行う必要があります。MT4のツールメニューからオプションを開き、「Eメール」タブを表示してください。
ここでは、Gmailとヤフーメールを例に説明します。
外部の機能を利用するには、セキュリティレベルを下げる必要があります。
まず、Googleのセキュリティ設定で安全性の低いアプリの許可を有効にしてください。ただし、2段階認証プロセスが有効になっているアカウントでは利用できません。
MT4の設定では、下記を入力してください。SMTPというのは、メールを送信するプロトコル(ルール)のことです。
【有効にする】チェックを入れる。
【SMTPサーバー】smtp.gmail.com:465
【SMTPログインID】〇〇〇〇@gmail.com(Gmailのアドレスを入力)
【SMTPパスワード】●●●●●(Gmailのパスワードを入力)
【発信元】〇〇〇〇@gmail.com(Gmailのアドレスを入力)
【送信先】〇〇〇〇@docomo.ne.jp(受信したいアドレスを入力)
Yahoo!メールの設定方法
ヤフーメールの場合も、SMTPの設定を確認する必要があります。
ログインしたら、画面右上の「設定・利用規約」から「メールの設定」を選択、左側の「IMAP/POP/SMTPアクセスとメール転送」で、SMTPを「有効にする」にしてください。
【有効にする】チェックを入れる。
【SMTPサーバー】smtp.mail.yahoo.co.jp:465
【SMTPログインID】〇〇〇〇(Yahoo!のアカウント名を入力)
【SMTPパスワード】●●●●●(Yahoo!のパスワードを入力)
【発信元】〇〇〇〇@yahoo.co.jp(Yahoo!のアドレスを入力)
【送信先】〇〇〇〇@docomo.ne.jp(受信したいアドレスを入力)
ローソク足の描画ごとにアラートを鳴らす
単純なアラート機能としても使える
動画視聴者様から、「ローソク足が確定した時にアラート鳴らす物はありますか」という質問を受けたのですが、この「sign_alert」で対応可能です。
移動平均線やMACDに適用する
「sign_alert」は矢印描画時など何かを描画するタイミングで反応するインジケーターです。
そのため、ローソク足描画時に更新される移動平均線(ma)やMACD、RSI、ストキャスティクスなど既存のインジケーターに適用すれば、ローソク足が描画されるたびにアラートが発せられます。
「ind_name」を設定するだけ
設定方法は簡単で、チャートにmaやMACDを適用したら、「sing_alert」の「ind_name」に該当するインジケーター名を入れるだけです。こうしておくことで、ローソク足が描画されるたびにアラートウィンドウが表示されます。
【動画】「sign_alert」インジケーターの使い方
最終更新日 : 2021-08-06